ネスレは、イタリア中部からポーランドへ輸送中だった12トン、計41万3793本分のキットカットを積んだトラックが盗難に遭ったと発表した。積み荷は先週紛失しており、当局が捜査を進めている。イースターを控え、店頭での品不足が懸念される事態となっている。
キットカットを手掛けるスイスの食品大手ネスレは、同社の新しいチョコレート製品の大量輸送分が盗まれたことを認めた。同社が土曜日にAFPに明らかにしたところによると、トラックはイタリア中部の工場を出発しポーランドへ向かっていたが、先週の輸送中に姿を消した。ネスレの担当者によると、車両および積載されていた41万3793本は依然として行方不明である。広報担当者は「私たちは常に人々にキットカットで『休憩(break)』を取ることを勧めてきましたが、犯人たちはそのメッセージを文字通りに受け取り、12トン以上のチョコレートを抱えて『逃走(break)』したようです」とコメントした。ネスレは現在、現地当局やサプライチェーンのパートナーと協力し、捜査を進めている。今回の紛失により供給に支障が出る可能性があり、イースター前に店頭でキットカットを入手しづらくなる恐れがある。当局は、盗まれた製品が欧州市場の非公式な販売ルートに出回る可能性があると警告している。ただし、各製品には追跡可能な独自のバッチコードが記載されており、スキャナーで照合すればネスレ側に通知が届く仕組みになっている。同社は今後、収集した証拠を当局と共有する方針だ。