ドナルド・トランプ大統領は、フロリダ州のミクコスキー族に対するインフラ資金を提供する法案に拒否権を発動し、同族の移民政策への反対を理由に挙げた。この法案はエバーグレーズの予約地拡大と洪水対策の追加を目指していた。トランプ氏の2期目最初の拒否権行使の一つとなる。
火曜日、ドナルド・トランプ大統領はミクコスキー予約地域改正法に対し拒否権を発動し、フロリダを拠点とするアメリカ先住民部族に対する連邦資金を拒否した。これは同部族が移民拘置施設に対する法的挑戦を起こしている最中だった。同部族は今年初めにトランプ政権とフロリダ州を相手取り、エバーグレーズにある不法移民拘置センター「アリゲーター・アルカトラズ」の開設をめぐり提訴していた。9月、連邦控訴裁判所は同部族の施設閉鎖を求める仮差し止め命令の要請を却下した。
拒否された法案は、フロリダ州共和党のカarlos Giménez氏が提出したもので、今年初めに上院の満場一致と下院の声決で可決された。同法案はエバーグレーズ国立公園内のミクコスキー予約地域を拡大し、部族が住宅コミュニティを構築したオスシオラ・キャンプ地域を含め、内務省に洪水対策インフラの提供を義務づけるものだった。バイデン政権の計画ではこうした改善に最大1400万ドルを充てる案があったが、実施されなかった。
拒否メッセージでトランプ氏は財政規律と政策的一貫性を強調した。「私の政権は、アメリカ納税者が特別利益のためのプロジェクトに資金を提供することを防ぐことに取り組んでおり、特に私の政権の暴力犯罪不法移民を国から排除するという政策と一致しないものにはなおさらだ」と記した。さらに、「連邦政府から資金と特別扱いを求めながら、ミクコスキー族は私が当選した際にアメリカ国民が断固として支持した合理的な移民政策を積極的に妨害しようとしている」と述べた。
同日、トランプ氏はコロラド州南東部の水道管プロジェクト「アーカンソー・バレー・コンデュイット」の継続資金を求める別の法案にも拒否権を発動し、費用対効果が低く地域限定だと批判した。「もう十分だ」と宣言し、納税者負担の抑制への決意を繰り返した。これらの措置はトランプ2期目の最初の拒否権行使であり、政権の移民執行と予算規律への重点を強調している。