2025年の米国におけるクリーン電力の導入量は過去最高の51.6ギガワットに達し、これはフーバーダム約25基分に相当する。連邦政府の政策転換によりプロジェクトの中止が増加しているものの、2026年初頭にかけて成長は続いている。
Atlas Public PolicyおよびEnvironmental Defense Fundの報告書によると、2026年初頭の時点で全米で稼働しているクリーン電力容量は471ギガワットに上った。さらに222ギガワットが計画中または建設中であり、その内訳は太陽光が56%、蓄電池が29%を占めている。
テキサス州は、稼働中、計画中、または建設中のクリーン電力容量の合計が164ギガワットで全米トップとなっている。この数字はカリフォルニア州の83ギガワットを大きく上回っており、全米のクリーン電力プロジェクトの80%が共和党議員の選出区に集中している。
2026年第1四半期だけで、開発業者により8ギガワットを超えるクリーンエネルギープロジェクトが中止された。2025年初頭からの累計では21ギガワットに達し、約130億ドルの投資と3万3600人分の建設関連雇用が失われる結果となった。
税額控除の期限厳格化や許認可審査の遅延といった連邦政府の政策変更が、中止の増加の一因となっている。同時に、天然ガス火力発電の計画容量は四半期で21ギガワット近く増加した。