英国は、制裁回避ネットワークに関与した疑いがあるとして、暗号資産取引所HTXを対ロシア制裁リストに追加した。これを受け、BinanceやOKXといった大手プラットフォームも関連送金に対する監視を強化している。HTXはこれらの疑惑を否定し、制裁対象となった法人は自社のオンライン事業とは別個のものであると主張している。
英国政府は、ロシアの金融活動を支援した疑いのある企業に対する措置の一環として、HTXの運営元であるHuobi Global S.A.を制裁対象に指定した。英国当局は、同取引所がGarantexおよびルーブル連動型ステーブルコイン「A7A5」を発行するA7ネットワークに関連するサービスを提供していた疑いがあるとして、合理的な根拠を挙げている。英外務省によると、A7ネットワークはキルギスの銀行や大手暗号資産取引所を通じて、推定15億ドルをロシアへ還流させたとしている。また、同ネットワークは昨年900億ドル以上を移動させたと主張しており、これはロシアの年間軍事費の約半分に相当する額である。