連邦検察当局によると、イラン国籍で米国の適法な永住権を保持するシャミム・マフィ被告(44)が、2026年4月19日、出国準備中のロサンゼルス国際空港(LAX)で逮捕された。当局は、同被告がイラン製の軍事装備品(ドローン、爆弾部品、大量の弾薬など)のスーダン軍への売却を仲介した疑いがあるとしており、米国の制裁を回避するための計画だったと主張している。
連邦検察当局の声明およびAP通信が要約した裁判記録によると、連邦当局は2026年4月19日、シャミム・マフィ被告(44)をロサンゼルス国際空港で逮捕した。
検察側は、2016年に適法な永住権を取得したイラン国籍のマフィ被告が、ドローンや爆弾関連部品、弾薬といったイラン製軍事装備品のスーダン向け取引を仲介したと主張している。今回の容疑は国際緊急経済権限法(IEEPA)に基づく制裁違反であり、有罪となった場合、法定最高刑は禁錮20年となる。
2026年3月12日付の刑事告訴状によると、マフィ被告と氏名不詳の共謀者は、オマーンを拠点とする企業「アトラス・インターナショナル・ビジネス」を運営していた。捜査当局は、この企業が兵器仲介の疑いに関連して使用されていたとみている。告訴状では、同社が2025年に700万ドル以上の支払いを受け取ったと指摘している。
裁判書類に記載された取引の中には、『ザ・デイリー・ワイヤー』が告訴状の内容として報じた、スーダン国防省を対象とした7000万ドル相当の武装ドローン「モハジェール6」に関する疑惑が含まれている。同報道によると、他にも少なくとも1000万発の弾薬や「数万個」の爆弾用信管などに関する交渉の疑いが詳述されており、さらに追加分についても協議されていたとされる。
ビル・エッセイリ連邦検事は、逮捕を発表するSNS投稿の中で、マフィ被告がイランで製造されスーダンへ販売された「ドローン、爆弾、爆弾用信管、および数百万発の弾薬の販売」を仲介した容疑で訴追されたと述べた。
告訴状はまた、マフィ被告が数年間にわたり、イラン情報治安省に関係があるとされる人物と電話記録を通じて繰り返し接触していたと主張している。『ザ・デイリー・ワイヤー』の報道によれば、捜査官に対しマフィ被告は接触の事実を認め、イラン側の関係者にとって自分がより価値のある存在になれると示唆したという。
AP通信によると、マフィ被告は2026年4月20日にロサンゼルスの連邦地方裁判所で初出廷する予定となっている。
なお、マフィ被告は法廷で有罪が証明されるまで無罪と推定される。