トランプ政権は、殺害されたイランの司令官カセム・ソレイマニ氏の姪とされるハミデ・ソレイマニ・アフシャール氏とその娘の永住権を取り消した。米国務省の声明およびマルコ・ルビオ国務長官のコメントによると、連邦移民当局が2人の身柄を拘束し、国外退去の手続きを進めている。
米国務省は土曜日、ロサンゼルスに居住していたハミデ・ソレイマニ・アフシャール氏とその娘が、マルコ・ルビオ国務長官によるグリーンカード(永住権)取り消しを受け、金曜夜に逮捕されたと発表した。
同省の声明によると、2人は現在、米移民税関捜査局(ICE)の拘束下にあり、アフシャール氏の夫は米国への入国を禁止されている。
国務省は、アフシャール氏が米国在住中、ソーシャルメディアを通じてイラン政府のプロパガンダを拡散したり、中東における米兵や軍事施設への攻撃を称賛したりするなど、公然とイラン政府を支持していたと主張。また、イランの「新しい」最高指導者を称え、米国を「大サタン」と呼び、米国がテロ組織に指定しているイスラム革命防衛隊(IRGC)を支持していたとしている。
ルビオ国務長官も2026年4月4日付のXへの投稿で同様の主張を展開し、アフシャール氏母娘が米国で「贅沢な生活」を送っていたとした上で、今週法的な資格を取り消したことを明らかにした。同長官は、2人が現在ICEの拘束下にあり、国外退去に直面していると述べた。
これとは別に、トランプ政権はイランの高官と関係のある他のイラン国民の査証(ビザ)取り消しにも動いている。国務省によると、イランの元国家安全保障当局者であるアリ・ラリジャニ氏の娘で学者とされるファテメ・アルデシル・ラリジャニ氏と、その夫であるセイエド・カランタール・モタメディ氏のビザも最近取り消された。同省は、2人とも現在米国内にはおらず、入国も禁止されていると述べている。
AP通信によると、国連イラン代表部は土曜日の時点でコメントを控えた。また、イランメディアは、ソレイマニ氏の家族のメンバーが拘束された2人は親族ではないと主張していると報じているが、公開されている米国の公文書からこの主張を独自に裏付けることはできなかった。