米国はフィリピンに配備した「タイフォン」システムからトマホーク・ミサイルの実弾射撃を初めて実施した。この発射に対し、中国政府は重大な挑発であるとして強く非難した。
米陸軍はルソン島にて地上配備型ミサイルシステム「タイフォン」の試験発射を実施した。トマホーク巡航ミサイルは北上し、台湾海峡の方向へ飛行した。
ロッキード・マーティン社が製造するタイフォン・システムは、2024年にフィリピンに到着した。軍は現地の環境で発射装置の移動訓練を行ってきたが、今回の試験まで実弾射撃演習は実施していなかった。
中国政府は、このシステムが2年前に到着して以来、その配備に反対してきた。当局者は、射程500kmから2,000kmのミサイルを発射可能なこのシステムが地域の安全保障を不安定化させると主張している。
軍事アナリストの宋忠平氏は、北上する弾道は明らかに台湾海峡を標的にしたものだと指摘した。中国国内の観測筋からは、これに対する強力な対抗措置を求める声が上がっている。