中国の習近平国家主席は4月30日に上海で開催されたシンポジウムにおいて、独自のイノベーションを促進し、中国の科学技術の基盤を強固にするため、基礎研究を強化するよう強く求めた。同氏は、世界の技術競争が基礎分野やフロンティア分野へ移行しており、独創的かつ破壊的なイノベーションが不可欠になっていると指摘した。
中国共産党中央委員会総書記および中央軍事委員会主席を兼務する習近平氏は、木曜日に上海で開かれた基礎研究強化に関するシンポジウムでこの発言を行った。サウスチャイナ・モーニング・ポスト紙によると、習氏は「基礎研究は科学システム全体の源泉であり、あらゆる技術的課題を解決するためのメインスイッチである」と述べた。
同氏は、世界の技術競争が基礎分野やフロンティア分野へと急速にシフトしており、米国との激しい競争の中で「独創的かつ破壊的なイノベーション」がこれまで以上に重要になっていると強調した。習氏は、現場の研究者を重視し、人材を育成・活用するための統合的な戦略を求めた。
中国の指導者は、多様な投資環境を構築するために、基礎研究への資金配分を段階的に増やすよう求めた。2025年、北京は研究開発に約2800億元(410億米ドル)を投資しており、これは同国の研究開発費総額の7.08%を占めている。