18歳のワイルドカードで出場したカリム・ベナニが、マラケシュで開催されているハッサン2世グランプリで、世界ランキング90位のクエンティン・アリスを6-4、6-7(5)、6-2で破り、自身初となるATPツアーでの勝利を挙げた。この勝利により、モロッコ人選手による同ツアーでの8年間にわたる未勝利記録に終止符が打たれた。ベナニは観客の歓声の中、ラケットを投げ捨ててクレーコートに倒れ込み、感極まった様子で喜びを分かち合った。
世界ランキング731位のベナニは、デビスカップ以外のツアーレベルのデビュー戦でこの快挙を達成した。同日、タハ・バーディがアレクサンダル・ブキッチを6-2、3-6、6-1で破ったのに続き、18歳のベナニはこのレベルで勝利した史上最年少のモロッコ人男性となった。ランキング587位のバーディは、2018年のラミネ・ウアハブ以来となるモロッコ人選手としてのATPツアー初勝利を記録し、ライブランキングでも478位まで順位を上げている。ベナニもその直後に続き、母国のクレーコートで国民の誇りを呼び起こした。ベナニは試合後のインタビューで「何と言っていいかわかりません。今起きたことがまだ信じられません」と語った。「素晴らしいモロッコの観客、コーチ、そして両親に感謝します。この勝利を本当に嬉しく思います」両選手ともに2回戦に進出し、バーディは第3シードのコランタン・ムーテと、ベナニはヤニック・ハンフマンと対戦する。さらに19歳のワイルドカード、レダ・ベナニも火曜日にマッティア・ベルッチとの対戦を控えており、地元勢への期待は高まっている。マラケシュの観客の熱気は、こうした若手の躍進とともに高まりを見せている。