今週発表されたCloudflareのデータによると、世界中のインターネットトラフィックにおいて、エージェント型AIボットによる通信量が人間を上回りました。この変化は、ウェブの利用形態における歴史的な転換点となります。
Cloudflareの最高経営責任者(CEO)であるMatthew Prince氏は、X(旧Twitter)上で、エージェント型AIのトラフィックがオンライン上の人間によるアクティビティを追い越したと発表しました。同氏によれば、この変化は予想よりも早いペースで進行しており、ボットの割合は全体の57.4%に達し、人間の42.6%を上回りました。
Prince氏は、データにはある程度のばらつきがあるものの、この逆転現象は明確であると指摘しています。これらのエージェント型ボットは、AIチャットボットにクエリを送信するユーザーに代わって検索やウェブサイトへのアクセスを行うものであり、数年前に人間によるトラフィックを追い越していた従来のスクレイピングボットとは異なります。
地域別の傾向にはばらつきが見られます。北米全体ではボットによるトラフィックが68.6%を占めていますが、米国中西部では人間による利用が54.5%となっています。北米、ヨーロッパ、アフリカではボットの比率が高い一方で、アジア、南米、オセアニアでは人間による活動の方が多くなっています。
特異な例としては、ジブラルタルではピーク時にボットのトラフィックが最大97%に達する一方、ラオスでは人間による利用が84.7%を占めています。