バージニア州の男性が、Amazon傘下のRingの顔認証機能がプライバシー権を侵害しているとして、同社に対し集団訴訟を起こした。原告のチャールズ・シグワルト氏は、少なくとも500万ドルの損害賠償を求めている。
訴状は月曜、シアトル連邦地方裁判所に提出された。対象となったのは、2025年にスマートアラートを有効にした登録者向けに導入されたRingの「Familiar Faces(おなじみの顔)」機能である。この技術はAIを活用し、カメラに近づいてくる人物を識別して名前を表示するものだ。ユーザーが作成したプロフィールに限定せず、見知らぬ人や配達員、通行人など、カメラが捉えたすべての顔をスキャンする。シグワルト氏の訴訟は、生体データの収集に対する同意の欠如と、顔の情報を最大30日間保持している点を問題視している。ワシントン州法は住民に個人データに対する一定の管理権を認めており、訴状ではRingの慣行がこれらの保護を侵害していると主張されている。Amazon Ring側はコメントを控えている。同様の機能はGoogle NestやArloでも提供されているが、一部の都市や州では、消費者向けデバイスにおける顔認証の使用を制限している。