デザイナーのアンナ・オクトーバーは、自身のパリ移住を反映させた2027年リゾートコレクション「カフェ・プレジャー」を発表した。
ウクライナとフランスで活動を続けるウクライナ系フランス人デザイナーである彼女は、エクトール・ギマールがデザインしたパリのメトロの曲線美からインスピレーションを得た。コレクション全体を通して、葉をモチーフにしたレースのインサートや、ポピーの花をあしらったジャカード模様が随所に見られた。空色を基調とした2つのルックがシグネチャーアイテムとして際立っており、ブラトップ付きのサテンスリップや、ポンチョを合わせたフリンジ付きのドレスなどが注目を集めた。コレクションでは、デザイナーの代名詞であるイブニングドレスに加え、シャツや曲線的なスーツ、プリーツパンツといったセパレートアイテムが強調された。中でも、スネークスキン柄のビスチェとパンツのセットアップは、今季最も強力なルックの一つとして取り上げられた。オクトーバーは、自身のビジョンは日常の環境から生まれていると語り、色使い、素材、ディテールへのこだわりを強調することで、新作の妥当性を主張した。テーマは「いつでも開いているカフェ」であったが、専門家からは、彼女の持ち味であるドリーミーなドレスの制作に一層集中すべきだという助言もあった。