2週連続の金曜日に大型ビットコインオプションの満期が到来したが、暗号資産の価格への影響はほとんどなかった。いずれの決済後もビットコインは6万4000ドル付近で推移しており、ディーラーのポジション調整を主因とする見方を覆す結果となった。市場の関心は7月31日の満期と、それに続く米連邦準備制度理事会(FRB)の会合へと移っている。
金曜日の協定世界時午前8時、Deribit取引所にて約1万9000枚(約12億ドル相当)のビットコインオプションが満期を迎えた。同取引所が設定したこの満期のマックスペイン(最大苦痛)は6万4500ドルで、ビットコインのその日の終値は6万4140ドルだった。前週の金曜日にも同規模の満期があり、マックスペインは6万3000ドルで、その後のビットコインは6万5400ドル付近まで上昇した。
米国市場のビットコイン現物ETFは木曜日に2億2520万ドルの純流出を記録し、10億ドル近くに達していた7日間の連続流入記録が途絶えた。木曜日と金曜日の取引では売りが優勢となり、Coinbaseプレミアム指数は0.088%のディスカウントに達した。
7月31日の月次満期に向けた7万ドルと7万2000ドルの権利行使価格における建玉の大部分は、単一のブロックトレードによるものである。このポジションは総想定元本で約25億ドルに相当し、満額の利益を得るにはビットコインが7万ドルを上回って終了する必要がある。Deribitの確率計算では、7月中に価格が同水準に達する確率は14.5%とされている。