6月5日、米国の雇用統計が予想を上回る結果となったことや、AI分野への継続的な資金シフトを背景に、ビットコインは6万ドルを下回った。
5月の米雇用統計で非農業部門雇用者数が市場予想の8万5000人を大幅に上回る17万2000人の増加となり、失業率が4.3%で維持されたことを受け、ビットコインは6万ドル付近で取引された。このデータにより米国債利回りとドルが上昇し、米連邦準備制度理事会(FRB)による近い将来の利下げ観測が後退した。ビットコイン現物ETFからは11営業日連続で約3450億ドル規模の資金流出が記録された。また、Strategy社は配当支払いの資金を確保するため、4年ぶりとなる32ビットコイン(約2500万ドル相当)を売却した。Zcashは、シールドプールにおける重大な脆弱性が明らかになったことを受け、40%以上急落した。Mati Greenspan氏やMichael Saylor氏を含むビットコイン支持者らは、暗号資産市場全体の低迷について、ビットコインの本質的な問題ではなく、投機的な資金がAIプロジェクトへと流出しているためだと分析している。週内のロングポジションの清算額は140億ドルを超えたが、6万ドル付近では売り手の疲弊や個人投資家による買い集めの兆候も見られた。