ブルーノ・マーズは4月10日、全77公演におよぶ「The Romantic Tour」をラスベガスの「アレジアント・スタジアム」で開幕した。チケットは完売となり、会場ではパレードや彼にちなんだ通り名の制定、さらにはラスベガス市の鍵が贈られるといった異例の歓迎を受けた。ライブでは最新アルバム『The Romantic』からの新曲が初披露されたほか、アンダーソン・パークとの「シルク・ソニック」によるサプライズ再結成も実現。自身初のスタジアムツアーとなる本公演は、複数の節目を祝う記念すべき幕開けとなった。
ブルーノ・マーズは4月10日、ラスベガスで一日がかりの祝賀イベントと共に「The Romantic Tour」をスタートさせた。MGMリゾーツが主催したパレードは、記録的なロングラン公演など、同市のエンターテインメントシーンへの貢献を称えるものとなった。当局はパーク・アベニューを「ブルーノ・マーズ・ドライブ」へと改称(エルヴィス・プレスリーに次いで、ラスベガス・ストリップに関連する通りに有名人の名前が冠されるのは2例目)し、この日を「ブルーノ・マーズ・デー」と宣言した。さらに、彼は市の鍵や知事からの州旗の授与を受け、「ラスベガスの王」の称号を得た。マーズはまた、将来建設されるインターマウンテン・ヘルス・ネバダ小児病院へ100万ドルの寄付を約束した。MGMリゾーツ・インターナショナルのビル・ホーンバックルCEOは、彼を「我々の時代で最も刺激的なパフォーマーの一人」と称え、数十万人の観光客をラスベガスに呼び込んだ功績を高く評価した。2時間にわたるコンサートには6万人以上のファンが詰めかけ、これまでのアルバム4作品やコラボレーション曲を織り交ぜた全26曲が披露された。マーズは2026年のアルバム『The Romantic』から「Risk It All」でライブの幕を開け、「Cha Cha Cha」「On My Soul」「Dance With Me」など、同作の収録曲全9曲中8曲を初披露した。ステージでは「24K Magic」や「Treasure」のリアレンジ版に加え、「Perm」と「Finesse」のマッシュアップ、さらに「Uptown Funk」、「It Will Rain」、レディ・ガガとの「Die With a Smile」といった楽曲が届けられた。オープニングアクトとしてDJ Pee Wee名義で出演したアンダーソン・パークがステージに加わり、シルク・ソニックとして約4年ぶりとなる再結成を実現。「Leave the Door Open」や「Smokin Out the Window」など計5曲を披露した。MCではパークがマーズのギャンブル好きの評判を冗談めかして、「どれだけの借金を……いや、ここに至るまでどれほどの苦労があったか」と語りかけると、マーズが「今は借金なんてないよ。ずっと前にカジノへの支払いは済ませたからね」と返す一幕もあった。マーズにとって約10年ぶり、かつ自身初の北米スタジアムツアーとなる本公演は、翌11日にも同会場で続行された。