2026年5月4日に開催されたメットガラでは、ロリ・バヒア、マドンナ、ケイト・モスといったスターたちが、クリエイティブ・ディレクターであるアンソニー・ヴァカレロが手がけたサンローランの印象的なデザインを身にまとい、イベントのドレスコードである「ファッション・イズ・アート(ファッションは芸術)」を見事に体現し注目を集めた。
フランスのモデル兼女優であるロリ・バヒアは、メットガラのレッドカーペットで、サンローランの黒一色で統一されたメンズウェア風のアンサンブルを披露し、強い存在感を放った。このルックは、ストレートレッグのプリーツトラウザーと、肩幅の広いシングルボタンジャケットを組み合わせ、サンローランの代名詞ともいえる仕立てで、極めてミニマルにスタイリングされた。彼女は、控えめにぼかしたアイメイクにヌードカラーのリップ、バーガンディのネイルを合わせ、彫刻的なイヤリングと無造作なヘアスタイルで全体をまとめた。特筆すべきは、バヒアがメットガラの2日前、ニューヨークでジェフ・ベゾスとローレン・サンチェスが主催したプライベートなプレパーティーの際にも、友人であるファイ・カドラと共に同様の仕立てのスーツを初披露していたことである。これらの構築的な作品は、衣服が身体とどのように相互作用するかを強調するという、ヴァカレロの当夜に向けたビジョンを体現するものとなった。マドンナとケイト・モスも、5月5日付の『ヴォーグ』誌で取り上げられたように、サンローランのカスタムメイドのドレスで会場を魅了した。