2026年5月1日から施行される中国のアフリカ産品に対するゼロ関税政策において、ココア、コーヒー、ワイン、鉱物、海産物などが対象となることが明らかになった。原産地規則や検疫要件を満たすことが条件となる。この2年間の時限措置は、2月に適用対象が(エスワティニを除く)全53カ国に拡大されたことを受けたもので、貿易不均衡の是正を目指している。
習近平国家主席が2月14日に発表した、中国と国交のあるアフリカ全53カ国(台湾と外交関係を持つエスワティニを除く)への関税免除措置の拡大を受け、中国国務院関税税則委員会は具体的な対象品目を明らかにした。
リストには、アフリカ産ウナギや冷凍肉などの海産物、鉄鉱石、マンガン、レアアースといった重要鉱物、および農産物が含まれる。主な品目として、コートジボワールとガーナ産のココア(従来の最大22%の関税を撤廃)、ケニア産コーヒー(30%の関税を撤廃)、南アフリカ産ワイン(20%の関税を撤廃)などが挙げられる。ケニアについては、2026年1月の二国間協定に基づき、茶、アボカド、切り花、チタン鉱石なども関税免除の対象となる。
商務省は「5月1日以降、原産地規則および検疫・検査要件を満たす製品については関税をゼロとする」と確認した。この政策の期間は2年間となる。
中国は通常、アフリカに対して貿易黒字を抱えているが、今回の関税引き下げはアフリカからの輸出を促進し、貿易収支の不均衡を縮小させることを狙いとしている。専門家は、持続可能な均衡のためにはアフリカの産業に対する補完的な投資が必要であると指摘している。
「中国の2026年アフリカ向け関税撤廃政策」シリーズ