中国国家航天局のチームは、地球防衛技術を検証するため、2029年または2030年に秒速9kmを超える宇宙探査機を小惑星に衝突させる計画を立てている。
この計画を主導するのは、中国国家航天局で地球防衛の首席科学者を務める李明濤氏である。探査機は秒速9km以上で衝突する予定であり、これは海面付近における音速の26倍以上に相当し、NASAのDARTミッションにおける秒速6.1kmと比較しても約50%速い速度となる。目的は、地球に対する小惑星の軌道を直接変化させること、あるいは小惑星の構造そのものを破壊することにある。本計画に関する論文は、中国語学術誌『深空探測学報(Journal of Deep Space Exploration)』で査読を受けている。衝突は2029年または2030年に小惑星が地球から約700万kmまで接近する際に行われる予定である。論文には速度やミッションのパラメータが記述されているが、具体的な小惑星の名称は明かされていない。