作曲家のデヴィッド・アーノルドが、ラナ・デル・レイと共同制作した新しいジェームズ・ボンドのテーマ曲『First Light』の制作秘話を明かした。この楽曲は、伝説的なスパイの誕生秘話を描く新作ビデオゲーム『007 First Light』のテーマ曲となる。アーノルドは、二人のリモートでのコラボレーションや、この曲とボンドの伝説との結びつきについて語った。
『007 トゥモロー・ネバー・ダイ』『ワールド・イズ・ノット・イナフ』『ダイ・アナザー・デイ』『カジノ・ロワイヤル』『慰めの報酬』などの映画音楽を手がけてきたベテラン作曲家デヴィッド・アーノルドが、ラナ・デル・レイとタッグを組み『First Light』を完成させた。このバラードは、IO Interactiveが開発するアクションアドベンチャーゲームにおいて、007の新たな時代の幕開けを告げるものとなる。オーディオディレクターのドミニク・ベガは、このテーマ曲の重要性を次のように強調した。「このテーマ曲を完璧に仕上げることは、プロジェクトの魂にとって非常に重要でした」。ダニエル・クレイグ時代に続く若きボンド役としてパトリック・ギブソンが出演する本作は、5月27日にPS5、Xbox Series X|S、PC向けに発売予定である。007シリーズのプロデューサーであるバーバラ・ブロッコリから詳細なブリーフィングを受けたアーノルドは、公式ボンド楽曲を手がけるチャンスを即座に快諾した。アーノルドはコンセプトアートや脚本、イアン・フレミングの原作小説からインスピレーションを得て、ボンドの進化を表現しようと試みた。「爆発する太陽に向かって突進していくというアイデアは、『First Light』におけるボンドの姿を要約しているように思えました」と彼は語り、それを未知なる危険へのメタファーであると説明した。以前からボンド作品のファンであり、過去に『スペクター』への楽曲提供を提案したこともあるラナ・デル・レイが、シンガーの候補リストのトップに挙がった。二人は2023年のアルバム『Did You Know That There’s A Tunnel Under Ocean Blvd』以降、多忙なスケジュールの合間を縫ってZoomを通じてコラボレーションを行った。アーノルドは彼女を「彼女の声は非凡で、誰にも真似できない唯一無二のものです」と称賛した。ベガは、この曲がゲームのストーリーを暗示しており、『カジノ・ロワイヤル』のようにプレイヤーの進行に合わせてテーマが深まっていく仕組みになっていると指摘した。