ディズニーは2026年4月23日、アトラクションの安全装置が正しく装着されているかを検証するAIシステムの特許を出願した。この技術はビデオカメラと機械学習を組み合わせ、乗客の姿勢と安全装置の使用状況を分析することで、搭乗時間の短縮を図る可能性がある。キャストが見落とす可能性のある問題を検知することを目的としている。
特許「System and Method for Verifying Proper Usage of Passenger Restraints(乗客用安全装置の適切な使用を検証するためのシステムおよび方法)」、番号US 2026/0109316 A1は、ディズニーパークのアトラクション向けシステムについて説明している。これによると、乗車中に座席の映像を継続的に撮影し、身体の姿勢、体格、およびラップバー、ショルダーハーネス、シートベルトといった安全装置の種類に基づいて訓練された機械学習モデルが、それらが正しくロックされ位置に収まっているかを評価する。さらに、ビデオを補完するセンサーとして、乗客の着席確認、安全装置のロック確認、シートベルトの引き出し長を測定するロータリーエンコーダーなどが含まれる。これにより、シートベルトの上に座っている、あるいはベルトを過度に引き出しているといった不適切な使用状況を特定できる可能性がある。現在、ディズニーのキャストは各安全装置を目視で確認しており、この工程がアトラクションの出発を遅らせる要因となっている。このAIプラットフォームは、チェックの自動化により迅速な出発を可能にすることが期待されている。なお、特許の承認と導入には時間がかかることが多く、本システムの実装については現時点で確認されていない。