2026年3月18日に開催されたディズニーの年次株主総会において、新CEOのジョシュ・ダマロ氏は障害者アクセスサービス(DAS)プログラムに関する質問に応じた。同氏は、2024年に実施された利用資格の制限を擁護する一方、アクセシビリティへの取り組みを強調した。なお、第三者機関による調査を求める株主提案は否決された。
2026年3月18日に開催されたディズニーの年次株主総会では、新CEOのジョシュ・ダマロ氏に対し、障害のあるゲストが通常の待機列に並ぶ代わりにアトラクションの入場予約時間を取得できる障害者アクセスサービス(DAS)プログラムについて直接的な質問が投げかけられた。2024年に行われた変更は、「自閉症などの発達障害」があり、長時間待機することが困難な利用者に資格を限定するというもので、それまでの無料のファストパスから有料のライトニング・レーンへの移行に伴う不正利用への懸念を受けて導入されたが、物議を醸した。この変更により、以前は対象となっていた身体障害を持つ多くの利用者が除外され、キャストメンバーが自宅での待機練習や移動補助具のレンタルを代案として提案したという報告がなされるなど、強い反発を招いた。DASの再編に関する質問に対し、ダマロ氏は「アクセシビリティは非常に個人的な問題であり、多くの家族にとって、障害のあるゲスト向けのサービスは、家族全員でパークを楽しむために不可欠なものです」と回答。また、この方針について「アクセシビリティの専門家や医療従事者と広範な協力関係のもとで検討されたものであり、家族との個別の対話を重視している」と擁護した。さらに、「今後も意見に耳を傾け、学び、専門家の指導を取り入れながら、これらの対応策を継続的に評価していく」と述べ、将来的な見直しに対しても前向きな姿勢を示した。株主のエリック・ポール氏が提出した「障害者のインクルージョンとアクセシビリティに関するレビューと報告」を求める提案7は、法的、財務的、評判、リスクの観点から第三者評価を求めるものだったが、賛成は約5%にとどまり否決された。ディズニー側は当初この議案の除外を検討していたが、採決は行われた。なお、DASの変更をめぐっては、2025年にディズニーランドのゲストが起こした集団訴訟が現在も係争中である。現在のプログラムでは、対象となるゲストは医療専門家とのビデオ通話を行い、毎年再申請を行う必要がある。