北京航空航天大学の沈穎春教授は、中国にはSpaceXのモデルを模倣する必要はなく、また模倣することもできないと述べた。同教授は、中国のアプローチは規模と国家資源の活用に重点を置いていると強調した。
沈穎春氏は北京日報とのインタビューでこのように語った。SpaceXは金曜日に上場し、750億米ドルを調達したことで、最高経営責任者(CEO)のイーロン・マスク氏は世界初の1兆ドル資産家となった。
同氏は、米国モデルの強みは効率性にあり、市場を利用してコストを削減し、企業にイノベーションを促している点にあると指摘した。一方、中国の民間宇宙セクターはコスト削減よりも、衛星ネットワークの構築に重点を置いている。
「中国モデルの強みは規模にある。国家の意志を用いて資源を集中させ、市場が通常機能しないインフラ整備や標準設定、リスク分担といった課題に組織的に取り組んでいる」と沈氏は述べた。
さらに同氏は、こうしたインフラが整えば、中国の宇宙産業はスマートシティや低空経済といった分野で大きな飛躍を遂げる機会を得るだろうと付け加えた。