2025年に日本で小学生がソーシャルメディアを通じて性犯罪などの被害に遭った件数が167件となり、過去10年で最高を記録した。警察庁によると、前年比約20%増で、被害者の年齢が低下傾向にあるという。同庁はSNS投稿の監視と警告発出を強化する方針だ。
警察庁のデータによると、2025年の小学生のソーシャルメディア関連被害は167人で、前年から31人増加し、2015年の35人から約5倍に膨れ上がった。18歳未満の総被害者は1566人で、前年比80人増。中高生が大半を占め、中学生758人(前年比43人増)、高校生579人(3人減)だ。
被害のきっかけは、被害児童の投稿が70%以上を占め、Instagram(456人)、X(307人)、TikTok(123人)、オンラインゲーム(81人)が主なプラットフォーム。小学生の場合、11歳が71人、12歳57人、10歳25人、8~9歳14人だった。主な犯罪は非合意の性的接触と児童ポルノ。
小学生はTikTokやLine、仮想空間アプリを好んで使用し、スマートフォンの普及が被害増加の要因とされる。また、生成AIによる児童の性的ディープフェイク画像の相談・報告は114件で、前年から4件増。小学生被害者は6人で3人増。
加害者の約60%は同級生や同校生で、卒業アルバムやSNS画像を悪用したケースがある。警察庁幹部は「厳格な取り締まりを行いながら、SNSの適切な利用に関する啓発に努める」と述べた。
この問題を受け、警察庁はソーシャルメディアの監視を強化し、危険な誘い文句への警告を発出する計画だ。