フロリダ州司法資格委員会は、オレンジ郡のジョン・E・ジョーダン3世判事が黒人の被告人の親族に対して人種差別的な発言を行い、公選弁護人に対して専門性に欠ける振る舞いをしたとして、公開訓戒処分を勧告した。これらの出来事は2025年に発生し、委員会は2026年3月29日に調査結果を発表した。最終的な処分はフロリダ州最高裁判所が決定する。
オレンジ郡のジョン・E・ジョーダン3世判事は、2025年7月に行われた33歳の黒人女性が関与した暴行罪の答弁手続きにおいて行った発言をめぐり、司法資格委員会から公開訓戒処分を受ける見通しとなった。社会奉仕活動について議論していた際、ジョーダン判事は被告人の大叔父に対し農地を所有しているか尋ね、「私の家族は皆農家だ。彼らは私にそこで働いてほしいと思っているだろう。綿花を摘んだことはあるか?それが何かわかるか?鍬(くわ)を持って雑草を叩き切るんだ。そうすればすぐに真っ当な人間になれる」などと発言した。委員会は、この発言が黒人と綿花摘みを結びつける歴史的な差別的ステレオタイプを喚起させるものであり、不適切であると指摘した。ジョーダン判事は自身の発言を「配慮に欠けていた」とし、法廷でこの言葉を使ったのは初めてだと説明。自身は人種差別主義者ではなく、人種に基づいた判決を下したこともないと主張しており、委員会もそれに反する証拠は見つからなかったとした。同判事は、自身の立場を補強する材料として、歴史的黒人大学であるフロリダA&M大学の法諮問委員会への招待を挙げている。委員会はまた、2025年4月に行われた加重暴行事件の陪審選任手続きにおけるジョーダン判事の言動も批判した。同判事は、陪審員の選任について依頼人と協議しなかったとして2人の公選弁護人を叱責し、「あとどれくらい時間が必要なんだ?何か食べ物か飲み物でも用意しようか?」と皮肉を言った。弁護側が急かされていると抗議すると、同判事は繰り返し「黙れ」と命じ、「些細なこと」を理由に審理無効を宣言し、自ら担当を辞退した。ジョーダン判事は2005年から裁判官を務めている。フロリダ州最高裁判所が、勧告された訓戒処分について決定を下す予定である。