マイアミビーチのマンション25階から友人のジャスティン・ゼリンさんが転落死した事件で、コーリー・ハッターリ容疑者が第二級殺人の容疑で起訴された。警察は、911番への通報記録と防犯カメラの映像から、転落前に争いがあったとみている。ハッターリ容疑者は、現場から検出されたDNA証拠に基づき、今週逮捕された。
2月15日午前10時20分、ジャスティン・ゼリンさん(35)は、フロリダ州マイアミビーチにあるアコヤ・コンドミニアムの25階自室から911番に通報した。ゼリンさんは「サーシャ」として知られるコーリー・ハッターリ容疑者(37)に対し、「離れろ、サーシャ」と言って立ち去るよう求めた。通報を受けた指令員は争うような音を聞いた後、ゼリンさんの声が途絶えたが、電話回線は繋がったままだった。防犯カメラの映像では、午前10時30分にゼリンさんの遺体が地面に衝突する様子が記録されており、その1分後に駆けつけた警察官が、靴を履かず興奮した様子のハッターリ容疑者を発見した。容疑者は警察に対し「誰かが…彼はパニックを起こして襲ってきた」と説明し、ゼリンさんは「エレベーターの方へ行った」と主張した。しかし、防犯カメラには、転落の1分後にハッターリ容疑者が室内から出てくる姿が映っていた。警察は室内が荒らされ、バルコニーのドアが開いており、バルコニーにはハッターリ容疑者のサンダル、手すりには血痕、そして至る所に同容疑者の髭の束が落ちているのを確認した。また、中から髭とケタミンが入ったバックパックが発見され、捜査当局は証拠隠滅の試みがあったとみている。ハッターリ容疑者には手の切り傷、腕の引っかき傷があり、髭の一部が抜け落ちていた。その後のDNA鑑定の結果、手すりに付着していた血痕が同容疑者のものと一致し、衣服からは二人分の血液が検出された。ハッターリ容疑者は水曜日に第二級殺人および暴行を伴う住居侵入の容疑で逮捕された。現在、ターナー・ギルフォード・ナイト矯正センターに保釈金なしで勾留されている。木曜日の出廷時に、弁護人は「故人の死を招いたとされるいかなる行為についても目撃者はいない。ハッターリ氏が犯罪行為を認める供述はなく、どのようにして、あるいは誰によって致命傷が負わされたのかを確定させる直接的な証拠も存在しない」と主張した。