フロリダ州の41歳の男が、口論の最中に交際相手に銃を渡し、自殺するよう執拗に促したとして過失致死罪で起訴されたと警察が発表した。被害者のカミール・メアリー・マクゴニグルさん(37)は自ら頭部を撃ち、数週間後に死亡した。監視カメラの映像が事件の様子を捉えており、男の当初の供述と矛盾している。
1月24日午後2時頃、ブロワード郡保安官事務所の保安官代理が、フロリダ州オークランドパークの北東第8アベニュー4000ブロックにある住宅での発砲事件を受けて駆けつけた。現場では、カミール・メアリー・マクゴニグルさん(37)が頭部に銃創を負った状態で発見された。当局によると、彼女は病院に搬送されたが、2月9日に怪我が原因で死亡した。交際相手のミゲル・エルナンデス容疑者(41)は、警察官が到着した際、彼女の頭を抱えて助けを求めて叫んでいた。室内からは薬物使用に使われるガラスパイプが発見された。エルナンデス容疑者は当初、捜査当局に対し、マクゴニグルさんには口論の際に自殺をほのめかす言動があったと供述し、約2年前に彼女の兄が自殺したことに触れ、彼女の主張を相手にしていなかったと語った。容疑者は、1週間ほど前の口論の際にも彼女が銃を手に取ったが、自分がそれを取り上げたと主張していた。事件当日についても、彼女が再びベッドから銃を手に取り、3〜4フィート離れた場所から自分を挑発した末に自ら頭を撃ったと説明し、事故であったとの認識を示していた。しかし、自宅の監視カメラには全く別の光景が記録されていた。映像には、二人が口論し、エルナンデス容疑者が一度部屋を出て戻った後、銃の準備をしてマクゴニグルさんに手渡す様子が映っていた。宣誓供述書によると、容疑者はその後、「やれるものならやってみろ」「ほら、やれよ、この臆病者」と何度も叫び、彼女に自殺を促していた。銃声の後、容疑者は「なんてことだ、ベイビー」と叫び、母親に911通報をするよう求めた。監視カメラの映像を突きつけられたエルナンデス容疑者は、彼女に銃を渡したことは認めたものの、あくまで彼女の出方を試すつもりであり、実際に撃つとは思わなかったと弁明した。ブロワード郡検察局は3月19日に逮捕状を発付し、容疑者は3月22日に身柄を拘束された。現在は保釈なしでブロワード郡拘置所に収容されており、次回の出廷は5月28日に予定されている。ペンシルベニア州出身で「カミー」の愛称で親しまれていたマクゴニグルさんには、幼い息子が遺された。