フロリダ州に住むランデン・バラード容疑者(20)が、フォートピアースにある「We Buy Gold」店の店長ラネッサ・ロドリゲスさんを射殺したとして、一級殺人の容疑で訴追された。警察によると、バラード容疑者は4月28日の犯行後、反省の弁を全く述べていないという。防犯カメラには、発砲直前の何気ない会話の様子が記録されていた。
4月28日午後7時12分頃、フロリダ州フォートピアースにある「We Buy Gold」店内で、同僚が店長のラネッサ・ロドリゲスさん(35)が血だまりの中で倒れているのを発見した。警察が駆けつけたところ、現場には薬莢が落ちており、壁には銃弾の跡があった。ロドリゲスさんは肩や胸などを撃たれており、その場で死亡が確認された。防犯カメラの映像には、バラード容疑者が別の男とともに店に入り、ロドリゲスさんと2~5分ほど世間話をした後、黒い拳銃を取り出して発砲する様子が映っていた。ロドリゲスさんは最期の瞬間に助けを求めて電話に手を伸ばしたが、バラード容疑者が弾倉の弾を撃ち尽くすまで銃撃を続け、仲間とともに逃走する中で力尽きた。バラード容疑者を車で店まで送った女性が、その日の夜遅く、ベロビーチで警察に名乗り出た。女性が捜査員に語ったところによると、バラード容疑者は金のペンダントを売るために事前にロドリゲスさんと電話で連絡を取り合っていた。以前、ロドリゲスさんから仕事の誘いを受けていたという。警察によると、銃撃後、バラード容疑者は「2発撃った後、弾倉を空にした」と自慢げに語った。また、車中から9ミリ拳銃と弾倉を投げ捨てながら「俺に反省の色がないのはまずいことか?」と女性に尋ねたという。警察は後に道路脇から凶器を回収した。3人は一度店に戻り強盗を試みたが、警察車両を見て逃走した。警察署からの電話の中で、バラード容疑者は反省の念がないことを繰り返し、ニューヨークへ逃亡する計画を明かした。当局はその後、両親の家で同容疑者を逮捕し、一級殺人および証拠隠滅の容疑で訴追した。容疑者は現在、保釈なしでセントルーシー郡拘置所に勾留されている。ドラァグシーンで活動していたトランスジェンダーのロドリゲスさんを偲び、友人たちは「とても心が広く、素晴らしい人だった」と語った。