2021年の少女射殺事件を巡る裁判でLAPDの警官が証言

2021年に14歳のバレンティーナ・オレリャナ=ペラルタさんが射殺された事件を巡る不法死亡訴訟で、ロサンゼルス市警察(LAPD)の警官が証言台に立った。当時、クリスマス用のドレスを試着中だった少女は、ノースハリウッドのバーリントン店舗の更衣室の壁を突き抜けた銃弾に当たって死亡した。警官らは、自転車の鍵を振り回していた男に向けて発砲していた。

2021年12月、LAPDの警官らはサンフェルナンド・バレーにあるノースハリウッドのバーリントン店で男が買い物客を襲撃しているとの通報を受け出動した。当時24歳だったダニエル・エレナ=ロペス容疑者が自転車の鍵を振り回して被害者を襲っていた際、ウィリアム・ドーシー・ジョーンズ・ジュニア警官らを含む警察官が対応にあたった。ジョーンズ警官が発砲した3発のライフル弾のうち1発が更衣室の壁を貫通し、母親のソレダッド・ペラルタさんと一緒にいたバレンティーナ・オレリャナ=ペラルタさんに命中した。警察は、少女が警官の発砲した弾丸に当たったことを認め、現場で死亡が確認されたと発表した。後にジョーンズ警官は捜査当局に対し、自転車の鍵を銃と見誤ったこと、そして容疑者の背後の壁が建物の外側につながっていると信じ込んでおり、更衣室への薄い仕切りだとは認識していなかったと説明した。水曜日に始まった裁判では、木曜日にジョーンズ警官が証言を行った。同警官は、現場の状況から致命的な力を行使する必要があると考えたと述べた。少女の遺族側の弁護士は、容疑者が2階にいて短パンを着用し、自転車の鍵で武装しているという報告が上級警官からなされていたにもかかわらず、ジョーンズ警官がそれを無視したと指摘した。遺族側の弁護士ニック・ローリー氏は記者団に対し、「自転車の鍵による争いにAR-15(自動小銃)を持ち込むべきではない」と語った。外部による調査では結論が分かれている。ロサンゼルス警察委員会はジョーンズ警官の3発の発砲のうち1発のみを正当と判断したが、ミシェル・ムーア前LAPD本部長は3発すべてを不当と結論付けた。遺族側は不法死亡、過失、警官への訓練不足を訴え、1億ドルの損害賠償を求めている。訴状には、ソレダッド・ペラルタさんが腕の中で娘の体がぐったりしていくのを感じた様子が記されている。ローリー弁護士は、「バレンティーナには未来がすべて残されていたが、無謀な判断によって一瞬にして奪われてしまった」と付け加えた。

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