フー・ファイターズは、映画『ウィキッド』の続編とのタイトル重複を避けるため、ニューアルバムのタイトルを『For Good』から『Your Favorite Toy』に変更した。フロントマンのデイヴ・グロールが最近のインタビューでこの決断の経緯を語った。同アルバムは先月リリースされている。
フー・ファイターズの12枚目となるスタジオ・アルバムは、当初タイトル曲にちなんで『For Good』と名付けられる予定だったが、変更を余儀なくされた。デイヴ・グロールはRadio Xのジョン・ケネディに対し、この曲の歌詞「Get back, hear that boy/Someone threw away your favorite toy for good(戻ってこい、聞こえるか、誰かがあんたの好きな玩具を捨てちまった)」からインスピレーションを得たと明かした。グロールは「アルバムを『For Good』と呼びたかった。当初は『Your Favorite Toy』という曲を『For Good』と呼んでいたからだ。複数の意味を持たせることができたはずだった」と語った。今回の変更は、ブロードウェイ・ミュージカル『ウィキッド』をジョン・M・チュウ監督が映画化した続編『ウィキッド:For Good』が11月に公開されることに伴い必要となった。シンシア・エリヴォとアリアナ・グランデが主演する同映画は、ミュージカルの終盤で歌われる楽曲からタイトルが採用された。グロールは「本当に腹が立った」と述べた上で、曲名を変更し、アルバムのタイトルを『Your Favorite Toy』に差し替えた。チュウ監督はVariety誌に対し、映画のタイトルについて「『ウィキッド:パート2』なんて映画、誰が見たいだろうか?……『For Good』というタイトルには、『この映画でどこを目指すのか?物語を完結させよう』という思いが込められている」と正当性を主張した。2月に発表された同アルバムは先月リリースされている。グロールはタイトル曲について、「ニューアルバムの音色とエネルギッシュな方向性を解き放つ鍵となった曲」と表現した。バンドは今後、金曜日にフロリダ州デイトナビーチで開催されるWelcome to Rockville、5月23日のBottlerock Napa Valleyのほか、欧州公演、そして9月下旬までの北米ツアーを控えている。