グレッグ・サリスが3作目となる小説『The Last Human Bear』を出版し、約30年ぶりにフィクションの世界へ復帰した。Heyday Booksから刊行された本作は、「人間の熊」として訓練されたポモ族の架空の女性の生涯を描いている。
ネイティブアメリカン文学が注目を集め続ける中、今週この小説が発売された。サリスはソノマ郡の自身のコミュニティに伝わる口承を基に、約1世紀にわたる地域の歴史を生き抜いたメアリー・ハッチャーの物語を作り上げた。
サリスによると、主人公を紹介する序文を最初に執筆したことが、その後の物語の方向性を決定づけたという。彼は子供の頃に聞いた、特別な力を持つと噂された女性の話を物語の要素に取り入れた。
グラトン・ランチリア連邦インディアン部族の議長を務める著者は、部族の連邦承認を回復させる活動にも尽力してきた。彼は、作中に登場する薬草や儀式、籠編みなどの知識を伝えてくれたメイベル・マッケイら長老たちに敬意を表している。
サリスは現在、ソノマ郡のメキシコ統治時代を舞台にした歴史小説と、サンフランシスコ・プレイハウスから依頼を受けた戯曲の執筆に取り組んでいる。