作家ヘレン・ベネディクトは、最近のインタビューでイラク戦争三部作の中編にあたる小説『The Soldier’s House』について語った。女性兵士の経験に関する自身のノンフィクション研究をもとに、ベネディクトはフィクションという手法を用いて戦争の語られざるトラウマに踏み込んでいる。本書は、紛争後の人生を歩むアメリカの退役軍人とイラク難民の姿に焦点を当てている。
2003年から2006年にかけてイラクに従軍した女性たちが直面した性的虐待を明らかにした2009年のノンフィクション『The Lonely Soldier』の著者であるヘレン・ベネディクトは、インタビューでは語り尽くせなかった内面的な物語を記録するためにフィクションへと転向した。「インタビューに応じた女性たちのほとんどが……仲間から執拗なセクシャルハラスメントや暴行を受けていた」とベネディクトは述べ、対談中に見られた沈黙や涙、そしてジョークが自身の物語構成にインスピレーションを与えたと語った。彼女の活動は、2012年のドキュメンタリー映画『The Invisible War(邦題:見えない戦争)』にも影響を与えている。