香港の主要放送局であるテレビジョン・ブロードキャスツ(TVB)は、2025年度に750万ドルの利益を計上し、7年間にわたる赤字から脱却した。この回復は、グレーターベイエリア(大湾区)からの広告貢献が3倍に増加したことで広告収入が15%成長したことに支えられた。
テレビジョン・ブロードキャスツ(TVB)は、7年続いた赤字を解消し、2025年度に750万ドルの利益を上げたと発表した。同社は今回の業績回復の要因として、テレビ放送部門の収益が9%増加したことを挙げた。TVBによると、香港の広告市場は依然として低迷しているものの、地上波チャンネルの広告収入は2024年比で15%増加したという。これは大手企業クライアントからの強い需要と、グレーターベイエリアからの収益寄与が3倍に拡大したことに支えられた結果である。同社は声明で「香港の広告市場は依然として軟調だが、大手企業からの堅調な広告需要と、グレーターベイエリアからの収益貢献が3倍に増えたことにより、地上波テレビチャンネルの広告収入は前年比で15%増加した。これが2025年度のテレビ放送部門における9%の収益増を後押しした」と述べている。TVBの4つのチャンネルは依然として香港で圧倒的な視聴率を誇っており、毎週平均490万人の家庭内視聴者を獲得し、市場シェア79%を維持している。また、これらのチャンネルは、広州、深圳、珠海、仏山、中山、東莞、恵州、江門、肇慶のグレーターベイエリアの主要9都市に加え、香港とマカオを合わせて、月間2,000万人以上の視聴者を獲得している。