フィリピン下院司法委員会は4月29日、サラ・ドゥテルテ副大統領に対する2件の弾劾申し立てについて、弾劾に向けた相当理由があることを全会一致で認定した。これらの申し立ては下院本会議への送付に向けて統合される予定である。もし可決されれば、ドゥテルテ氏はフィリピン史上初めて2度の弾劾訴追を受けた公職者となる。
2026年4月29日水曜日、下院司法委員会はサラ・ドゥテルテ副大統領に対する2件の弾劾申し立てについて、全会一致で相当理由を認めた。野党第1党のレイラ・デ・リマ副院内総務は、この決定が公的信頼の裏切り、汚職、公金流用、公務員への贈賄、不当な財産蓄積、フェルディナンド・マルコス・ジュニア大統領とその家族に対する殺害予告といった一連の容疑に基づく証拠に依拠していると説明した。
生き残った申し立ては、デ・リマ氏、パオロ・オルテガ副議長、マニラ第6選挙区選出のビエンベニード・アバンテ下院議員によって支持された。これらは委員会報告書としてまとめられ、2か月の休会を経て5月4日に再開される議会の本会議へ送付される。本会議での採決は早ければ5月11日にも行われる可能性があり、弾劾を承認するには全318議席の3分の1にあたる106票が必要となる。
ジンキー・ルイスト委員長は、議員が報告書を検討するための妥当な時間を認めるという最高裁の新たな判決に従い、報告書を直ちに本会議へ送付すると述べた。弾劾が承認されれば、弾劾条項は上院での審理に委ねられ、有罪判決には上院議員24名中3分の2にあたる16名の賛成が必要となる。
これは、2025年7月に最高裁によって違憲と判断された最初の弾劾に続き、ドゥテルテ氏にとって2度目の弾劾訴追となる。イミー・マルコス氏やボン・ゴー氏といった上院議員からの支持はあるものの、この審理は世論の注目も集めることになるだろう。