米下院倫理委員会は3月26日に行われた異例の公聴会を経て、シーラ・チャーフィラス=マコーミック下院議員が下院規則に違反したとする明白かつ説得力のある証拠を確認したと発表した。フロリダ州選出の同議員は、災害支援金を自身の選挙運動に流用した疑いが持たれており、処分の対象となる可能性がある。議員は不正を否定しており、4月に予定される勧告を待つ状況だ。
3月26日木曜夜、下院倫理委員会の裁定小委員会は、シーラ・チャーフィラス=マコーミック議員(民主党、フロリダ州選出)に対する疑惑に関し、深夜まで及ぶ長時間の公聴会を開催した。超党派の委員会は審議の結果、計27件の違反容疑のうち第1から第15、および第17から第26の計25件について、明白かつ説得力のある証拠により立証されたと発表した。違反には不適切な資金の受領や、個人資金と選挙資金の混同などが含まれており、これは2年間にわたり3万3000件以上の文書を精査し、28人の証人にインタビューを行った結果に基づくものである。連邦検察は2025年11月、チャーフィラス=マコーミック議員が自身の家族が経営するトリニティ・ヘルス・ケア・サービスに誤送金された連邦緊急事態管理庁(FEMA)の資金500万ドルを横領し、2021年の補欠選挙の資金に充てたとして同議員を起訴した。議員は無罪を主張しており、刑事裁判は4月以降に開始される可能性がある。チャーフィラス=マコーミック議員の弁護人ウィリアム・バージー氏は、陪審員候補に予断を与える恐れがあるとして公聴会の延期や非公開での実施を求めたが、マイケル・ゲスト委員長(共和党、ミシシッピ州選出)はこれを却下し、委員会は2年間かけて情報を収集してきたとして、バージー氏の主張を不快であると批判した。バージー氏はトリニティ社からの資金移動は利益配分契約に基づく正当なものだと弁護したが、委員会側の弁護士は、契約書には署名がなく、要求にもかかわらず証拠が提示されていないと指摘した。チャーフィラス=マコーミック議員は金曜、「潔白を証明することを楽しみにしている。それまでは、本来の責務であるフロリダ州第20選挙区の素晴らしい人々のために尽力することに集中する」と述べた。4月に委員会は下院全体に対し、譴責(けんせき)から除名(3分の2の賛成が必要)に至るまでの処分を勧告する予定である。共和党側は除名を求めており、マリー・グルーゼンカンプ・ペレス下院議員(民主党、ワシントン州選出)も辞任または解任を促している。直近で下院から除名されたのは、2023年のジョージ・サントス元議員である。