ビットコインマイニングおよびAIコンピューティング企業のHut 8は、Coinbase Creditによる融資枠を、FalconXから調達したより低コストな2億ドルのビットコイン担保融資に切り替えた。この借り換えにより、金利は9%から7%に引き下げられ、約2億6,000万ドル相当の3,300 BTCが担保から解放された。同社はAIインフラへの事業拡大を進めており、今回の措置は流動性の向上を目的としている。
Hut 8は、ビットコインを担保とした信用枠の借り換えを発表した。既存のCoinbase Creditとの契約を解消し、FalconXとの間で新たに期間364日、2億ドルの融資契約を締結した。同社のプレスリリースによると、この取引により固定金利は200ベーシスポイント引き下げられ、9%から7%となる。また、5月1日時点で約2億6,000万ドル相当に相当する約3,300ビットコインが担保から解放され、事業成長に向けた柔軟性が高まることになる。Hut 8のCFOであるショーン・グレナン氏は「今回の借り換えにより、負債コストを削減しながら担保契約外で保有するビットコインを増やすことができ、貸借対照表が強化された。これにより、事業成長へ投下するための流動性が確保される」と述べた。さらに同氏は「これは、貸借対照表におけるビットコインの役割を最適化し、資本コストを低下させるという我々のより広範な目標を前進させるものだ」と付け加えた。今回の借り換えは、より有利な融資条件を確保するため、ビットコインマイニング企業がAIコンピューティングやデータセンターへと事業の軸足を移すトレンドに沿ったものとなっている。先週、Hut 8はルイジアナ州セントフランシスビルにあるリバーベンド施設で245メガワットのデータセンターを建設するため、32億5,000万ドルのシニア担保付債券を発行した。このプロジェクトには、Googleの支援を受けるAI企業Fluidstackとの15年間で70億ドルのリース契約が含まれており、更新を含めた潜在的な価値は177億ドルに達する。月曜日の市場では、ビットコイン価格が8万ドルを超えて上昇したことを受け、Hut 8の株価は約1.5%上昇した。同社はまもなく2026年度第1四半期の決算発表を予定している。