Coinbaseがステーブルコインを活用したクレジット戦略「CUSHY」を立ち上げ

Coinbaseは、適格投資家を対象にトークン化された機関投資家向けクレジットへのエクスポージャーを提供する新ファンド「Coinbase Stablecoin Credit Strategy(CUSHY)」の立ち上げを発表した。この戦略は、パブリック、プライベート、およびオポチュニスティックなクレジット機会にステーブルコインを活用するものである。ステーブルコイン規制をめぐる議論が続く中、資産のトークン化によるメリットを最大限に活かすことを目指している。

Coinbaseは5月1日、ステーブルコインを機関投資家向けクレジットの成熟した流通網として位置づける「CUSHY」戦略を発表した。このファンドは、トークン化、プロトコルインセンティブ、オンチェーンの市場構造から得られる構造的な優位性を投資家に提供する。Coinbaseのデータによると、2025年のステーブルコインの取引高は33兆ドルに達し、1日あたりの平均保有アドレス数は8,900万に上った。同社は同年に13.5億ドルのステーブルコイン収益を上げ、純収益全体(68.8億ドル)の41%をサブスクリプションおよびサービス部門が占めた。なお、同社は2025年に13.5億ドルのステーブルコイン収益を計上しており、ステーブルコイン経済から大きな収益を得ている。オプションのトークン化された株式はSuperstateの「FundOS」プラットフォームで運用され、ノーザン・トラストがファンド管理者、Coinbase Primeがプライムサービスプロバイダーを務め、対応ネットワークにはBase、Solana、Ethereumが採用されている。CUSHYは、ステーブルコインのインフラを資産管理商品へと転換し、機関投資家との継続的な関係を構築するというCoinbaseの既存の戦略方針に沿ったものだ。この発表は、ワシントンでステーブルコインの利回りに反対する銀行業界と暗号資産企業との間で「Clarity Act(明確化法)」をめぐる緊張が高まる中で行われた。Coinbaseはステーブルコインをプライベートクレジットへの橋渡し役とみなしており、同セクターは大幅な成長を見せている。連邦準備制度理事会のデータによれば、銀行のコミットメント額は2013年初頭の80億ドルから2024年後半には950億ドルまで増加した。マッキンゼーなどは、オンチェーンの取引高は数兆ドル規模に達したものの、実体経済における決済活動は約3,900億ドルにとどまったと指摘している。BCGによると、2026年4月時点でトークン化された米国債は136億ドル、RWA.xyzによるとトークン化されたクレジットの分散価値は50.1億ドルに達した。

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