ニューヨーク・ヤンキースの長年のラジオ実況として、独特のホームランコールで知られたジョン・スターリング氏が87歳で死去した。ヤンキースとWFANが月曜日に発表した。同日夜に行われた試合では、アーロン・ジャッジ選手がホームランを放ち、追悼の意が表された。
ジョン・スターリング氏は1989年から2024年に引退するまで、36年間にわたりヤンキースの「声」を務めた。5度のワールドシリーズ制覇を含む5,631試合の実況を担当し、バーニー・ウィリアムズ選手の「Bern, baby, Bern!」や、アレックス・ロドリゲス選手の「An A-bomb from A-Rod!」といった選手ごとの個性的なホームランコールで愛された。ヤンキースは「ジョン・スターリングは36年間、野球とヤンキースへの情熱を惜しげもなく注ぎ、試合に命と興奮を吹き込んだ」と哀悼の声明を発表し、彼の象徴的なコールは「ヤンキースがピンストライプのユニフォームを着続ける限り、特に勝利のたびに響き渡るだろう」と付け加えた。マンハッタンのアッパー・イースト・サイドでヤンキースファンとして育ったスターリング氏は、1961年に放送業界でのキャリアをスタートさせた。1989年から2019年にかけては、ヤンキース戦を一度も休むことなく5,060試合連続で実況した。2024年の引退声明では「私は非常に恵まれた人間です。64年間、望んでいた実況の仕事を続けることができました」と語っている。彼の最後の実況は2024年のワールドシリーズ第5戦となった。月曜日に行われたボルチモア・オリオールズとの試合で、アーロン・ジャッジ選手がメジャーリーグトップとなる14号2ランホームランをシェーン・バズ投手から放った。実況のマイケル・ケイ氏は、スターリング氏の代名詞的なコールを引用して彼を追悼した。「It is high, it is far, it is gone … Aaron Judge, a Judgian blast! Here comes the Judge!」。このホームランはジャッジ選手にとってキャリア通算91本目の初回ホームランとなり、ベーブ・ルース、ミッキー・マントルに次ぐヤンキース史上3位の記録となった。同僚や選手たちからは続々と追悼のコメントが寄せられている。長年パートナーを務めたスザイン・ウォルドマン氏は彼を「唯一無二の存在」と呼び、アーロン・ブーン監督は「世代を超えた声」と評した。アーロン・ジャッジ選手も、スターリング氏の独創的なコールについて選手間で「今度はジョンが何を言ってくるだろうか」と話題にしていたことを振り返った。