キッド・カディは、最近の公演でのM.I.A.の発言に対するファンからの苦情を受け、現在開催中の「Rebel Ragersツアー」からオープニングアクトの彼女を降板させた。この決定は、5月2日のダラス公演で起きた反発を受けたもの。M.I.A.はこれに対し、移民や政治に関する自らの見解を擁護するコメントを出している。
キッド・カディは5月4日、4月28日にフェニックスで開幕した「Rebel Ragersツアー」からM.I.A.を外すと発表した。彼はインスタグラムでこの決定を報告し、ツアー開始前に彼女のチームに対し、自身のライブで不快な発言をしないよう警告していたことを明かした。カディは「ここ数回の公演の後、彼女の暴言に憤慨したファンからのメッセージが殺到した。これは私にとって非常に残念なことであり、私のファンを不快にさせるような発言をする人物をツアーに帯同させることはできない」と記した。同ツアーにはM.I.A.のほかビッグ・ボーイが共同オープニングアクトとして出演していたが、現時点で代役は発表されていない。次回の公演は5月5日にアラバマ州バーミンガムで予定されており、続いて5月7日にはアトランタでの公演が控えている。5月2日にダラスのドス・エクイス・パビリオンで行われた公演中、M.I.A.は観客からブーイングを浴びた。彼女は「『Illegal』は歌えないけれど、ここにいる何人かは(不法移民の)立場かもしれないわね」と述べ、「これまでに何度もキャンセルされてきたけれど、茶色の共和党支持者だという理由でキャンセルされるとは思わなかった」と付け加えた。さらに、自身のチームの半数がビザを持っていないと明かし、観客に政治を超越するよう訴えた。M.I.A.はすぐにXで反応し、批判を否定した。「私は移民の権利がクールだと思われる前から『Borders』や『Illegal』、『Paper Planes』を書いている。何百万ものファンからの支持なしに、これまで自分ひとりで戦ってきた。突然の『美徳のシグナリング』の時代に、私が歩んできた人生のすべてを消し去られる必要はない」と投稿した。また、2024年選挙に向けてドナルド・トランプ氏を支持していることに触れ、ラテン系コミュニティの48パーセントが同氏に投票したと指摘した。なお、M.I.A.は最近、ゴスペルに影響を受けたアルバム『M.I.7』をリリースしている。