欧州中央銀行(ECB)のクリスティーヌ・ラガルド総裁は金曜日、講演の中で民間発行のユーロペッグ型ステーブルコインの推進に対し慎重な姿勢を示し、欧州は中央銀行が裏付けとなるインフラの構築に注力すべきだと訴えた。
ラガルド総裁はマドリードで開催されたスペイン銀行のラテンアメリカ経済フォーラムで講演を行った。総裁は、現在3100億ドル規模の市場を占め、そのほぼすべてが米ドルに連動しているTetherやUSDCといった主要ステーブルコインがもたらすリスクを指摘した。同氏は、2023年のシリコンバレー銀行の破綻時にUSDCの価格が一時的にペッグから外れた例を挙げ、こうしたトークンは市場混乱時に資産市場へストレスを伝播させる可能性があると述べた。