ナンシー・シナトラは、父フランク・シナトラが歌う「マイ・ウェイ」の動画が自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」に投稿されたことについて、ドナルド・トランプ氏を非難した。ファンから1974年のマディソン・スクエア・ガーデン公演の映像であると知らされたナンシーは、この行為を「冒涜」と表現した。また、楽曲の出版元に権利があるため、自身で法的措置をとることはできないと述べている。
ドナルド・トランプ氏は週末、フランク・シナトラの1969年の代表曲「マイ・ウェイ」を歌う動画をトゥルース・ソーシャルに投稿した。この動画は1974年のマディソン・スクエア・ガーデンでの公演を捉えたものだ。X(旧Twitter)上のファンがナンシー・シナトラにこの件を知らせ、「フランクが支持していたすべての価値観に反している」とコメントし、フランク・シナトラが平等や公民権運動を支持していたことに触れた。これに対し、ナンシー・シナトラは「これは冒涜です」と直接返信した。こうした投稿を阻止できるかとの問いには「残念ながらできません。何らかの措置をとれるのは出版元だけです」と答えた。「マイ・ウェイ」はフランス語の楽曲「Comme d'habitude(いつものように)」をポール・アンカが英語に翻案したもので、著作権はシナトラ家ではなく、ビコーズ・ミュージックとプライマリー・ウェーブ・ミュージック・パブリッシングが管理している。同曲はエルヴィス・プレスリーやシド・ヴィシャスらによってもカバーされている。トランプ氏を長年批判してきたナンシーは、「トランプ氏はシナトラを愛しているかもしれないが、シナトラはトランプ氏を愛していなかった」というファンのメッセージを再投稿した。彼女は以前にも同様の姿勢を示しており、昨年12月には移民税関捜査局(ICE)の動画について「これは父が愛したアメリカではない。父なら打ちひしがれるだろう。トランプはあらゆる面で間違っている」と述べ、父がトランプ氏を支持していたとする主張に対しても「父はトランプを毛嫌いしていた」と強く否定していた。