国立教育研究訓練評議会(NCERT)は、司法腐敗に関する章をめぐる論争を受け、新たに発行した中学2年社会科教科書を回収した。最高裁判所はさらなる出版と流通に対する全面禁止を命じた。NCERTは不適切な内容の意図せぬ掲載を遺憾に表した。
NCERTは2026年2月23日、国家教育政策2020および学校教育のための国家カリキュラム枠組み2023に沿った更新の一環として、教科書『Exploring Society: India and Beyond, Social Science Grade 8 Part 2』を発売した。この教科書は進行中の学年度向けで、125-142ページに第4章「私たちの社会における司法の役割」を含み、その中に「司法の腐敗」に関するセクションがあった。この内容は発売後すぐに迅速な対応を促した。 2026年2月24日、教育省は不適切な内容と判断ミスを理由にNCERTに対し流通停止を指示した。教育大臣Dharmendra Pradhanは書籍の即時販売中止を命じた。ナレンドラ・モディ首相は2月24日の閣議で不快感を表明し、8年生向けにこのような内容を含めたことに対し疑問を呈し、責任の明確化の必要性を強調した。 最高裁判所は職権で事案を把握し、2026年2月26日に教科書のさらなる出版、再版、デジタル流通に対する「完全な包括的禁止」を命じた。裁判所は電子メディアや代替タイトルによる禁止回避を違抗とみなすと命じた。 NCERTは2026年2月25日に声明を発表し、章に「意図せず紛れ込んだ」不適切なテキスト素材と判断ミスを謝罪した。同組織は司法を憲法と基本権の守護者として尊重することを再確認し、掲載は意図せず憲法機関を損なうものではないと説明した。NCERT事務局長Himanshu Guptaは回収を確認した。 2026年2月27日、NCERTは全面回収を命じ、個人・組織に対しニューデリー事務所への書籍返却とソーシャルメディアやデジタルプラットフォームからの関連コンテンツ削除を要請した。該当章は当局と協議の上見直し・書き直しされ、修正版は2026-27学年度開始時に利用可能となる。この事件は2014年以降のNCERT教科書改訂史の中で際立つもので、グジャラート暴動やムガル史に関する言及変更など多くの改訂は同様の反発なく進んだ。