Nine Inch NailsとBoys Noizeによるコラボレーションプロジェクト、Nine Inch Noizeは、アルバムの発表に続き、4月11日にCoachella 2026のSaharaテントにて同プロジェクト初となるフルセットライブを行った。45分間のパフォーマンスでは、4月17日にリリースされるNine Inch Noizeのアルバムから新曲が先行披露され、ミレニアル世代のファンの郷愁を誘った。
セットは、Nine Inch Nailsの2007年の楽曲「Vessel」のリミックスで幕を開けた。グレーのフォーム素材で作られた山のようなステージのトンネル奥で、Trent ReznorとMariqueen Maandigが共に歌声を響かせた。グレーのボディスーツをまとった12人のダンサーがプロダクションを盛り上げ、静止時には背景に溶け込み、ドロップの際には一斉に身をよじらせるダンスで観客を魅了した。Saharaテントの観客は、陰鬱で不安をかき立てるビートと切実なボーカルを受け入れ、ノスタルジーとカタルシスに浸った。パフォーマンスでは、「Copy of A」や「Me, I'm Not」、そしてReznorとMaandigのプロジェクトHow to Destroy Angelsの「Parasite」など、Nine Inch Nailsの楽曲にビートを加えたリミックスが披露された。ハイライトは、スラップバック・シンセと強烈なスネアで再構築された「Closer」で、最後はダンサーたちがReznorを取り囲む群れとなって終わるコレオグラフィーで締めくくられた。今回のデビュー公演は、昨年の「Peel It Back」ツアーでBoys NoizeがNine Inch Nailsのステージに合流した際に行われたミニパフォーマンスを基盤としている。その高いプロダクションのクオリティは、この夏や秋にNine Inch Noizeのツアーが行われる可能性を示唆している。