任天堂は、AI需要によるメモリ部品価格の高騰にもかかわらず、Switch 2コンソールの価格を短期的に引き上げないことを確認した。古川俊太郎社長は最新の決算Q&Aで、現在の対策がこれまでの利益率を守っていると述べた。同社は短期的な財務圧力よりもコンソールのユーザー基盤拡大を優先する。
2026年会計年度第3四半期決算報告(2026年2月6日発表)で、任天堂はビデオゲーム業界に影響を与えるメモリ価格の高騰に対する投資家懸念に応じた。この上昇はAIデータセンターの需要によるもので、RAMやグラフィックスカードなどの部品で不足と遅延を引き起こしている。任天堂の古川俊太郎社長は、同社の積極的な戦略を強調した。 「ビジネスパートナーと長期的な視点で議論を重ね、メモリ部品の安定供給を確保する取り組みを進めている」と古川氏は語った。「その結果、第3四半期のハードウェア利益率にメモリ価格の上昇は大きな影響を与えなかった。また、第4四半期にも大きな影響はないと見込んでいる。」 古川氏は価格急騰が予想を上回ったと指摘したが、任天堂は在庫を積み上げ長期契約を交渉して影響を緩和したと述べた。Switch 2の450ドル価格の引き上げは決定されておらず、潜在的な変更はプラットフォームのインストールベース、販売動向、広範な市場状況に基づいて評価される。 今後については、この傾向が次期会計年度以降に続く場合の利益圧力の可能性を警告した。ただし、長期成長に焦点を当てることを強調した:「Nintendo Switch 2の2年目と3年目は非常に重要であり、ハードウェアのインストールベースを拡大できれば、それを基にソフトウェア販売を大幅に伸ばすことができる。」 同社はグローバル規模でハードウェアを赤字販売することを避け、大規模生産による規模の経済を優先する。普段より高い在庫水準は、昨年のホリデー需要準備によるもので、メモリ問題特有ではない。この慎重なアプローチは、AI市場変動や経済的不確実性などの予測不能な要因に対する任天堂の警戒心を反映している。