任天堂は、米国での年末商戦の販売が期待外れであったことを受け、今四半期のSwitch 2の生産計画を600万台から400万台へと3分の1削減する。強力なスタートを切ったものの、ソフトのラインナップ不足により現在は販売が予想を下回っている。このニュースを受け、同社の株価は東京市場で6.3%下落した。
ブルームバーグが関係者から得た情報によると、任天堂は現在の四半期におけるSwitch 2の生産計画を600万台から400万台へ引き下げており、この減産は4月まで続く見通しだ。この決定は、ホリデーシーズンの売上が予想を下回ったことに起因する。特に米国では、初代Switchの発売後最初のクリスマス期間と比較して需要が35%下回った。世界全体では、発売後4日間で350万台という記録的な販売を達成し、続く4ヶ月で1000万台に達したものの、年末商戦を前に勢いが失速した。需要が供給を上回ることが多い日本や、予想通りの推移を見せている欧州での販売は好調を維持している。アシンメトリック・アドバイザーズのストラテジスト、アミール・アンヴァルザデ氏は「最初の年の、それも重要な年末商戦期間中にハードウェアの販売が不足するのは最悪のニュースだ」と述べ、「ソフトのラインナップが貧弱であることは明らかだ」と指摘した。背景には経済状況の悪化、関税の影響による本体価格の上昇、そして『ゼルダの伝説』やメインシリーズの『ポケットモンスター』といった大型タイトルの不在がある。ホリデーシーズンの牽引役と期待された『メトロイドプライム4 ビヨンド』は12月に100万本を下回り、任天堂の目標に届かなかった。一方、『ポケモンポコピア』は発売後4日間で200万本以上を売り上げ、予想を上回る結果となった。任天堂はSwitch 2の通期販売目標を1900万台から引き上げておらず、ブルームバーグによると、通常であれば好調な業績に応じて上方修正されるはずの数字である。同社の株価は2月、関税や部品コストへの懸念から11%下落しており、今回の減産報道を受けてさらに東京市場で6.3%値を下げた。