フェルディナンド・マルコス・ジュニア大統領は、妊娠関連のケアにかかる高額な費用負担を軽減するため、政府運営のPhilHealth(フィリピン保健保険公社)が4月30日(木)より出産給付を拡充し、支給額を引き上げることを発表した。この措置は、経済的な理由で必要な医療を受けることを遅らせたり、断念したりする世帯を減らすことを目的としている。
フェルディナンド・マルコス・ジュニア大統領は、4月29日(水)に公開したビデオメッセージの中で、費用を支払えないために医師の助けを借りずに出産する母親が多い現状を強調した。
「多くの母親が、適切なケアを望まないのではなく、費用が払えないために医師の立ち会いなしで出産しています。私たちはこの状況を変えたいのです」と大統領は述べた。
新たな給付制度では、正常分娩の補償額が従来の9,750ペソから29,000ペソに引き上げられる。帝王切開の場合は、従来の37,000ペソから58,000ペソ〜62,000ペソへと増額される。
大統領は、病棟利用の患者であれば、私立病院であっても自己負担額が実質ゼロになる可能性があると指摘した。
今回のパッケージでは、妊婦健診の回数が従来の4回から8回に拡大され、ワクチン接種や臨床検査も含まれるほか、出産後のフォローアップ検診3回分も追加される。
マルコス大統領は「資金不足を理由に命が危険にさらされるような事態は、二度と起こしたくない」と付け加えた。
これらの拡充策は、より多くのフィリピン人世帯に恩恵をもたらし、特に経済的に余裕のない人々にとって不十分なケアに伴うリスクを軽減するものと期待されている。