米上院は金曜早朝、今後3年間の移民取締機関の予算を盛り込んだ700億ドル規模の法案を可決した。18時間にわたる徹夜の審議を経て、52対47の賛成多数で採択された。
この法案は、トランプ大統領の任期満了まで、移民税関捜査局(ICE)および国境警備隊の活動資金を確保するもの。採決は党派に沿って行われ、共和党からはアラスカ州選出のリサ・マーカウスキー上院議員が唯一反対票を投じた。共和党は、トランプ政権が提案した18億ドルの和解金基金を阻止あるいは転用しようとする複数の修正案を否決した。この基金には超党派から批判の声が上がっていたが、トッド・ブランシュ司法長官代行が基金の執行を見送る意向を示したことで存続した。ジョン・スーン上院院内総務は、遅延はあったものの移民関連の予算確保を最優先事項としていたと述べた。法案は今後下院に送られ、早ければ来週にも採決が行われる可能性がある。民主党側は、今年初めにミネアポリスで連邦捜査官が抗議デモの参加者2名を射殺した事件を受け、政策の変更を求めていた。今回のパッケージ成立により、数ヶ月間にわたる同機関への予算供給の停滞が解消される。