パロアルトを拠点とするブロックチェーンスタートアップのStory Protocolは、社名をDATA Foundationに変更し、AI学習データの検証基盤構築へ事業を転換した。同社は、a16z cryptoが主導するラウンドで1億4000万ドルの資金調達を完了している。
DATA Networkを運営する同社は、人工知能(AI)開発者向けに、データの由来、ライセンス、および同意に関する暗号化された記録を提供することを目指している。すでにKled AIのマーケットプレイスと統合しており、ユーザーから提供された10億件以上のデータを登録済みである。
Kled AIの創業者であるAvi Patel氏がアドバイザー兼最高データ責任者(CDO)に就任した。また、Andrea Muttoni氏がDATA FoundationのCEOに就任した。
同社は、データセットに対して改ざん不可能な領収書を発行する「Trace」プラットフォームを立ち上げる。Patel氏によると、このシステムはコンテンツのハッシュ値、同意条件、支払い証明を記録するものであり、データ自体を公開することはないという。
さらに開発には、データが人間によって生成されたものであることや、法的に準拠していることを確認するための不正検知ツールも含まれている。今回の事業転換は、AI企業が学習データのソースをめぐって直面している法的監視の強化に対応するものとなる。