メリーランド州で、車からサッカーボールを下ろしていた父親を銃撃した10代の少年に禁錮25年の判決が言い渡された。当時15歳で現在17歳のカイ・ウィルソン被告は、2024年に発生したこの襲撃事件について、第2級殺人未遂の罪で有罪を認めるアルフォード・プレア(自身の無実を主張しつつ、有罪判決を受け入れる司法取引)を行った。
事件は2024年9月13日、ボルチモア郊外のロジャーズ・フォージにあるダンカーク・ロード沿いの住宅裏の路地で発生した。当時15歳だったウィルソン被告は、ハンドガンを持ってマーク・マッケンジーさんに近づいて金銭を要求し、マッケンジーさんを殴打した上で腹部を1発銃撃した。
マッケンジーさんは胆嚢と肝臓に損傷を負った。ジョンズ・ホプキンス病院で12日間生命維持装置につながれ、複数回の手術を受けた。マッケンジーさんの回復を支援するGoFundMeのキャンペーンには、13万9000ドルを超える寄付が集まっている。
ボルチモア郡の裁判記録によると、ウィルソン被告には禁錮40年が言い渡され、そのうち25年を除く期間が執行猶予となった。逃走車両を運転した共犯のカマー・トンプソン被告にも禁錮25年の判決が下されている。
公判でマッケンジーさんはウィルソン被告に対し、「あの日君が下した決断は命を奪うものだった。私が生きているのは、心肺停止した後にジョンズ・ホプキンス病院が私を蘇生させてくれたおかげだ」と語った。ウィルソン被告の公選弁護人は、被告が9歳でホームレスを経験するなど、困難な生育環境にあったことを強調した。