6月27日に閉幕したアヌシー国際アニメーション映画祭において、シンガポールの長編アニメーション『The Violinist』が最高賞を受賞した。同作品は、同地域の作品として15年ぶりに長編コンペティション部門で歴史的な快挙を成し遂げた。また、2027年の名誉国にはコロンビアが選出された。
第50回となる同映画祭は6月21日から27日までフランスで開催され、過去最多となる1万9,100人の認定参加者が集まった。アーヴィン・ハンとラウル・ガルシアが共同監督を務めた『The Violinist』は、1941年の日本軍によるマレーシア侵攻によって夢を絶たれた2人の若いバイオリニストの物語である。本作は、シンガポールのRobot Playground Media、スペインのTV ON Producciones、イタリアのAltri Occhiによる共同制作作品である。
ルイ・クリシー監督の『Iron Boy』は、審査員賞、観客賞、およびGan財団配給賞を受賞した。物語は、脊椎の疾患を矯正するために鉄のコルセットの着用を強いられるフランスの田舎町に住む11歳の少年を中心に展開する。
ドン・ハーツフェルト監督の短編『Paper Trail』が短編部門のクリスタル賞を受賞した。閉会式では2027年の名誉国としてコロンビアが発表され、過去に選出された日本、カナダ、ブラジルといった国々に名を連ねることとなった。