東京証券取引所(TSE)は、アジアのスタートアップ企業に対するクロスボーダー上場を促進するため、資金調達やIPO準備の支援を地域のパートナーと共同で提供している。この取り組みでは、20社のスタートアップが選定されており、その半数がシンガポールと台湾拠点だ。
東京証券取引所(TSE)は、アジアのスタートアップ企業が初公開株(IPO)を実施する際のクロスボーダー上場先として自らをアピールし、市場の強化を図っている。この取り組みでは、銀行、監査法人、アジアのベンチャーキャピタルファンドなどのパートナーと協力し、資金調達やIPO準備の支援を提供する。
同所のウェブサイトによると、すでに20社のスタートアップがこのプログラムに選ばれており、そのうち半数がシンガポールと台湾に拠点を置く企業だ。アジア地域ではIPO市場が活況を呈しており、昨年インドは過去最高の記録を更新し、香港も数年ぶりの高水準の調達額を達成した。
TSEは、こうした地域のブームに便乗し、独自の市場シェアを獲得しようとしている。特に、米国市場向けに規模が小さすぎる企業や、香港の地政学的リスクを懸念する企業にとって、東京の深い流動性が魅力的に映るだろう。この戦略は、TSEがアジアの成長企業を引きつけるための新たな一手として注目される。